「歴史総合」とは? 全44章の目次と学び方
最終更新: 2026-08-08
「歴史総合」は、2022年度から始まった高等学校の必履修科目(2単位)です。最大の特徴は、世界史と日本史を近代以降について一体のものとして学ぶこと。従来の「世界史A」「日本史A」に代わる科目で、高校1〜2年生の全員が履修します。
共通テストでは「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」という形で出題範囲に含まれるため、探究科目を選ぶ受験生にとっても土台になる科目です。
学習指導要領は、内容をA「歴史の扉」/B「近代化と私たち」/C「国際秩序の変化や大衆化と私たち」/D「グローバル化と私たち」の4つの大項目で構成しています。以下は、この並びにそって作られた当店の学習プリント全44章の実際の目次です。教科書会社が違っても大項目の枠組みは同じなので、学習範囲の全体像をつかむ地図として使えます。
歴史総合の全44章(大項目A〜D)
A 歴史の扉
- 1 歴史と私たち
- 2 歴史の特質と資料
B 近代化と私たち
- 3 近代化への問い
- 4 18世紀のアジアと日本 ―生産と流通―
- 5 結び付く世界 ―アジア域内貿易と欧米との貿易―
- 6 産業革命と交通・通信手段の革新
- 7 中国の開港 ―アヘン戦争とアロー戦争―
- 8 日本の開国と幕末の動乱
- 9 工業化と世界市場の形成
- 10 欧米の市民革命と国民国家の形成
- 11 明治維新と近代国家の建設
- 12 大日本帝国憲法と立憲体制
- 13 国境の画定と近隣諸国との関係
- 14 列強の帝国主義政策と植民地の形成
- 15 日清戦争・日露戦争とアジア諸国の変容
- 16 日本の産業革命と社会の変容
- 17 【探究】近代化と現代的な諸課題
C 国際秩序の変化や大衆化と私たち
- 18 国際秩序の変化や大衆化への問い
- 19 第一次世界大戦と総力戦
- 20 ロシア革命とソヴィエト連邦/アメリカ合衆国の台頭
- 21 ヴェルサイユ・ワシントン体制と国際連盟
- 22 アジアのナショナリズムの動向
- 23 大正デモクラシーと政党政治
- 24 大衆社会の形成と社会運動の広がり
- 25 世界恐慌とブロック経済/昭和恐慌
- 26 ファシズムの伸張と国際協調体制の動揺
- 27 満州事変から日中戦争へ
- 28 第二次世界大戦と太平洋戦争
- 29 国際連合と国際経済体制/冷戦の始まり
- 30 占領下の戦後改革と日本国憲法の制定
- 31 平和条約と日本の独立の回復
- 32 【探究】国際秩序の変化や大衆化と現代的な諸課題
D グローバル化と私たち
- 33 グローバル化への問い
- 34 脱植民地化とアジア・アフリカ諸国
- 35 冷戦下の地域紛争と核兵器の管理
- 36 地域連携の形成と計画経済の波及
- 37 日本の高度経済成長と社会の変化
- 38 石油危機と世界経済の転換
- 39 アジア諸地域の経済発展と市場開放・経済の自由化
- 40 情報通信技術の発展と市場経済の変容
- 41 冷戦の終結と民主化の進展
- 42 地域統合の拡大と地域紛争の拡散
- 43 冷戦終結後の日本と世界
- 44 【探究】現代的な諸課題の形成と展望
歴史総合の学び方 ― 4つのポイント
① 「問い」から入る
歴史総合は各大項目が「近代化への問い」のような問いから始まる科目です。用語を覚える前に、まず「この時代の何が変わったのか」という問いを持って読むと、細かい用語が流れの中で位置づきます。定期テストでも「問い」に沿った資料問題が出やすい傾向があります。
② 世界と日本を横に読む
この科目の核心は「同じ時代に世界と日本で何が起きていたか」を対応させることです。年表を見るときは、縦(時代順)だけでなく横(同時代の世界と日本)に読む習慣をつけましょう。
③ 用語は赤シートで往復する
用語の定着には、答えを見ながら赤シートで隠して確認する方法が効率的です。書いて覚える段階と、隠して即答する段階を分けると、テスト直前の総ざらいが速くなります。
④ 探究の章は記述対策に使う
第17・32・44章の【探究】は、資料を読んで自分の言葉で説明する練習の場です。共通テストの資料読解問題や、学校の論述課題への対策として、後回しにせず取り組む価値があります。
この構成で学べる教材
高校 歴史総合 学習プリント(解答入り+書きこみ用)(A4・計158ページ/全44章)
上に掲載した目次は、この学習プリントの実際の構成です。 冒頭4ページを無料で試せます。