「日本史探究」の全体像 ― 大項目A〜Dの構成と学び方
最終更新: 2026-08-08
「日本史探究」は、2022年度から始まった高等学校の選択科目(3単位)です。必履修の「歴史総合」で近現代を学んだあと、原始・古代から現代までの日本史を通して深く学びます。共通テストでは「歴史総合、日本史探究」として出題されます。
学習指導要領は、時代ごとに大項目A「原始・古代の日本と東アジア」/B「中世の日本と世界」/C「近世の日本と世界」/D「近現代の地域・日本と世界」を置き、どの大項目も「(1)その時代への転換と歴史的環境 →(2)歴史資料とその時代の展望 →(3)国家・社会の展開と画期」という同じ流れで進みます。「探究」の名のとおり、資料(史料)を読んで問いを立てることが科目の中心に据えられています。
以下は、この構成にそって作られた当店の学習プリントの単元一覧です。教科書が違っても大項目の枠組みは共通なので、全体の見取り図として使えます。
日本史探究の単元構成(大項目A〜D)
A 原始・古代の日本と東アジア
- A(1)黎明期の日本列島と歴史的環境
- A(2)歴史資料と原始・古代の展望
- A(3)古代の国家・社会の展開と画期 ①ヤマト政権 ②推古朝から律令国家へ ③律令国家のしくみ ④平安時代の政治 ⑤古代の文化
B 中世の日本と世界
- B(1)中世への転換と歴史的環境
- B(2)歴史資料と中世の展望
- B(3)中世の国家・社会の展開と画期 ①執権政治 ②蒙古襲来と幕府の動揺 ③南北朝の動乱と室町幕府 ④東アジアのなかの中世日本 ⑤戦国の世へ ⑥中世の文化
C 近世の日本と世界
- C(1)近世への転換と歴史的環境
- C(2)歴史資料と近世の展望
- C(3)近世の国家・社会の展開と画期 ①幕藩体制 ②対外関係――「四つの口」 ③産業と経済の発展 ④幕政の推移 ⑤近世の文化と学問 ⑥世界の変動と近世の動揺
D 近現代の地域・日本と世界
- D(1)近代への転換と歴史的環境
- D(2)歴史資料と近代の展望
- D(3)近現代の画期と構造 ①明治維新と近代国家の形成 ②自由民権運動と立憲体制 ③条約改正と日清・日露戦争 ④第一次世界大戦と大正デモクラシー ⑤恐慌の時代と政党政治の崩壊 ⑥占領と戦後改革 ⑦高度経済成長と国際社会への復帰 ⑧冷戦の終結と現代の日本
- D(4)現代の日本の課題の探究
日本史探究の学び方 ― 3つのポイント
① 「時代を通観する問い」に仮説を立てる
各時代の学習は「中央集権的な国家は、なぜ、どのようにしてつくられたのか」のような大きな問いから始まります。学習前に自分の予想(仮説)を書いておき、学び終えてから見直すと、単なる暗記が「検証」に変わり、記憶にも残ります。
② 史料を読む習慣をつける
共通テストの日本史は初見史料の読み取りが中心です。『魏志』倭人伝や御成敗式目のような基本史料を「誰が・いつ・何のために書いたか」を意識して読む練習を、通史の学習と並行して進めましょう。
③ 暗記と記述を分けて仕上げる
用語の暗記は赤シートで高速に往復し、そのうえで「なぜ」を自分の言葉で書く記述練習を重ねる、という二段構えが効率的です。解答例と自分の答えを見比べると、記述の型が身につきます。
この構成で学べる教材
高校 日本史探究 学習プリント(解答入り+書きこみ用)(A4・計167ページ/全48章156節)
上に掲載した目次は、この学習プリントの実際の構成です。 冒頭4ページを無料で試せます。